本日は【番外編】として思っていることを
ババーッとタイピングしました。
長文ですが、沖縄県民そして沖縄好きな方にも読んでいただきたい内容です。
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沖縄県民は自分達が思っている以上に
外から見られている。
歴史を振り返ると
沖縄県民は過去の偏見、差別に耐え
今があると言われている。
私が思うにその偏見と差別は今もなお
あらゆるかたちで続いていると思っている。
ワタクシの経験から一つ話をするとしよう。
東京で生活をしていた頃、
営業マンとして各地を新規開拓営業で動き回っていた。
営業先の担当者と話をしていく中で
世間話で盛り上がることも多いのだが
その中で私が「沖縄生まれ」だと伝えると
下記のようなことを言う人が多くいた。
沖縄県民は・・・
「仕事が雑」
「優しくて人の良い県民性だけど働かない」
「社員旅行で沖縄を訪れた際、同業者の仕事具合を見たがレベルが低い」
「沖縄企業は従業員の教養レベルが低すぎて不快だ」
こんなことを言われることが多かった。
"人付き合いはしたいが仕事では付き合いたくない"
こんなところだろう。
正直な話、この意見には共感せざるを得ない想いもあった。
何故ならば、同じ沖縄県出身者複数名と
仕事仲間として業務に臨んだことがあり
確かに当てはまる人もいたし、それ以上の人もいた。
私としてはひとくくりに同じように見られても腹が立つのだ。
だから私は「他の沖縄県民と同じだと思ってもらっては困ります。
仕事ぶりを見てもらってから判断をお願いします」とハッキリと伝えていた。
その結果、自ら適度なプレッシャーの負荷をかけると同時に反骨精神から自分でも驚くほどのパフォーマンスを出せたこともあった。
それ以降、
「沖縄生まれ」ということを表に出すことを
控えるようになった。
ただ、沖縄に戻り住み沖縄と
琉球の歴史を学び考えが変わった。
結論から言うと
「我々は日本人ではない、日本人の皮を被った琉球人」となる。
かつて「琉球王国」という独立国があり
さらにさかのぼるとまた違う文明があった。
我々、沖縄県民は歴史的背景があり
「日本人になった」わけだが
うちなんちゅには日本人とは違う
血が流れDNAも違う。
そして、約140年前まで「琉球王国」が確かに存在していた。
この140年が身近に感じるか昔に感じるかは人によって違うと思うが私は身近と感じている。
そういったことも含めて
我々のルーツを知っていった時に
腑に落ちるのである。
「なるほど。どうりで。
外国人と同じように文化が違い、人の気質・思考も当然違う。沖縄県民も同じなのだ。」
そう結論付けたときに
他県民から言われている揶揄したような
言葉は気にならなくなった。
むしろ当然だろ
「そもそも、民族が違うのだから」
と思っている。
だから、私は思うのだ。
歴史を学んだほうがよい。
学校では日本の歴史は学ぶが
戦前の歴史はほとんど学ばないと聞く。
しかし、その戦前の歴史こそが重要であり
知るべきである。
正直、日本としては琉球を侵略したという
過去を掘り返されたくない想いもあるかもしれない。
しかし、沖縄県民には知る権利と義務がある。
少し大げさかもしれないけど本音である。
これを知った時・・・
これまで知らなかった歴史を知った時に
アナタはどう思うだろうか。
きっと、様々な想いのもと前進するだろうと
私は思います。
この知るという姿勢・行動こそが
先祖供養に繋がると本気で思っています。
墓参りに行ってウートートーするだけが供養ではない。
同じようなことを以前、首里城で会った
オジサンも言っておりました。